私は半年ほど東京都武蔵野市の外国人可のゲストハウスに住んでいたことがあります。

そこは男女、外国人OKの大型ゲストハウスで、住んだ翌日からパーティーがあるような、オープンな雰囲気でした。

シェアメイトは、アメリカ人、スウェーデン人、イタリア人、中国人、韓国人等、世界各国からの留学生が泊まっていました。

もちろん日本人の教員、サラリーマン、職人さん、フリーターなどもいました。

日本人と外国人の比率はだいたい半々くらいだったでしょうか。

外国の学生さんたちの日本語のレベルは、ほんのビギナーから達人レベルまで、人それぞれです。

全く喋れない人はほとんどいませんでしたが、あまり喋れない人も英語は喋るので、コミュニケーションに不自由はありませんでした。

なかでもかなりの日本語の達人だったのは、韓国から上智大学に留学しているという、20歳くらいの女性で、彼女は日本語学習を始めて2年くらいとのことでしたが、ほとんどなまりのない流暢な日本語を喋るので、かなり驚かされました。

他の留学生たちも来日して日本語学校に通う前から、youtube等で日本のアニメに親しみ、日本語を独学しているような、親日家がほとんどです。

UCLAを卒業後日本に来た、ラップをやっているC君という青年は、ヒップホップをやっているだけあって、言葉のセンスが面白く、すぐに打ち解けて、時間がある時に日本語と英語を教え合うことにしました。

日本語歴が長いためもう基礎はできているので、おしゃべりを楽しむのがメインという感じでしたが、私は彼からカリフォルニアの英語を教えてもらいました。

そのシェアハウスは大型のリビングがあり、主にそこで交換授業をやっていました。

時には近くの温泉に一緒に行ったり、六本木まで繰り出したり、今考えると半分遊びのようなものでしたが、しばらく話していなかった英語をブラッシュアップするには充分ないい体験になりました。